右上がりの字を書く人は必見!「直すべき理由」と「直し方」を徹底解説

右上がりの字を書く人はこんなお悩みをお持ちではないですか?

  • 自分は右上がりの字だけど、よくないの?
  • 習字では「右上がり」のイメージがあり、罪悪感があまりない、、、
  • もしかして、癖字?直したほうがいいのかな?

右上がりの字を書く人を時々見かけます。

確かに、習字ではヨコ画を引く時は右上がりに…みたいな指導を受けました。

ペン字の世界でもやや右上がりに書いた方がキレイに見える、というコツは定説となっています。

 

しかし、実は右上がりの字は立派な癖字。

このまま放置しておいてもあなたの文字を達筆と褒める人はいません。

 

この記事を参考にすれば、なぜ右上がりの字は良くないのか、直すにはどうしたら良いかが分かります。

右上がりの字を書く癖のある方はちょっと立ち止まって、一度自分の字を見直してみてはいかがでしょうか。

 

結論:右上がりの字はすぐには直りません

最初に結論です。

  • 右上がりの字を書く人は、独特の性格であると思われてしまっています…
  • 右上がりの字を直す方法は、「ペンの握り方」、「姿勢」、「紙を置き方」だけ

一度ついた癖は、すぐには直りません。

独学で何度も練習するもよし、ボールペン講座でアドバイスをもらいながら直すもよし。

 

自分の字を見直してみてはいかがでしょうか。
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目次

右上がりの字を書く人はどんな風に見られている?

様々なネット記事で「右上がりの字を書く人の性格分析」的な内容をご覧になったことがあると思いますが、筆跡診断の世界では右上がりの字を書く人にはある共通するパターンがあるそうです。

・社会の組織や習慣を守る

・向上心があって、与えられたことには積極的に取り組む

…確かにここまでは良いことばかり書いてあるように見えます。

要するに、伝統を重んじる保守的な人、というイメージが付きまとっているようです。

しかし、裏を返すと

・新しいことへの柔軟性がイマイチ

・機転が利かない

などと言うおまけまでついています。

たいていの右上がりの字の筆跡鑑定で同じような診断を出していますが思い当たりますでしょうか。

何となく頑固なイメージを持たれかねないこの厄介な癖字。

文字診断の妙なイメージを払しょくするためにも、右上がりの字の癖を直した方が良さそうです

 

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「右上がりの字」と「右上がり六度法」の違いは?

「右上がり六度法」とは

完璧な楷書として名高い、中国の古典から解明された美文字のルールです。

漢字のヨコ画が水平から六度右に上がる感じで書くことで美しく感じる、というものです。

角度にして時計の針が1分動く角度、15分が水平とすれば14分を指したときの角度位ですね。

 

同じ右上がりなのになぜ「右上がりの字」はダメ?

「右上がり六度法」を解明した富澤敏彦先生によると……

ココがポイント

美文字のルールは、もう一つのルールである「右下重心法」がセットになっている

とのことです。

 

「右下重心法」とは?

例えば「木」という字の左のはらいよりも右のはらいをやや下方へしかも長めにします。

右上がり六度法で右上がりになった文字のままではバランスが悪く傾いたままとなってしまいます。

そこで右下の終点の画を下げ、長めにし、重心のバランスをとっているのです。

つまり、ただの「右上がりの字」は右上に引っ張られっぱなしで傾いたままの、アンバランスな文字ということなのです。

例えば、漢字の「一」一つ書いても、

「右上がりの字」は右上に一直線に上がりっぱなし

「右下重心法」を使った美文字は上に緩やかな弧を描くようにカーブして着地

達筆に見えるのはどちらか、言うまでもありません。

 

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右上がりの字になってしまう原因

ペンの握り方

理想は、「卵持ち」と言われているペンの持ち方です。

ココがポイント

◎ペンは用紙に対して60度位立たせる感じで

◎親指・人差し指・中指でペンを軽く支え掌の中に空間を大きくキープ

◎特に小指を強く握らない

強く握るとペンの可動域が狭くなり文字を書き進めるたびに手首を動かさなくてはなりません。

その結果、文字が斜めになり、文字列も斜め上に上がってしまうという弊害が出てきます。

姿勢、紙を置く位置

ペンの動きを見るためにペンをのぞき込むように体が斜めになってしまうと文字も斜めに、文字列も斜め上に上がっていったりするものです。

ポイント

★机と体はげんこつ1個分離す

★ペン先はお腹から30cm位離れたところ&真正面から4~5cm右側へ

★小指下の筋肉を机上に軽く固定し、肘は机に付けず自由に動くように

★背筋は傾けずまっすぐ

★紙はペン先が見えるような位置に置く(右利きなら右脇の延長線上に紙を置く)

 

視線はペン先でなくペンが動く先の紙面へ落とす

ペン先ばかり見ようとしていませんか。

紙全体を広く眺め、次に自分のペンをどちらに運筆すべきか、というペンを動かす先に視線を集中します。

「右上がり六度法」・「右下重心法」がコントロールできるようになるには

◎ペン先でなく文字全体のバランスが紙に念写できること

◎次にどこへ運筆したらよいか分かっていること

が必要です。

よく、紙をわざと斜めに置いて書く人を見かけます。

紙面が斜めでは正しい位置に文字の念写が出来ません

紙は傾けずまっすぐに置きます。

 

「右上がりの字」を直した方が良い理由と直す方法のまとめ

紹介してきました「右上がりの字」について、まとめます。

  • 右上がりの字を書く人は独特の性格であると思われる
  • 達筆のコツと言われている「右上がり六度法」と「右上がりの字」とは全く意味が違う
  • 右上がりの字の原因は「ペンの握り方」、「姿勢」、「紙を置き方」

いかがでしたでしょうか。

右上がりの字の印象は、人によっては良く思わない人もいます。

しかし、心配しないでください。
解決方法は、そこまで難しいものではありません。

 

「ペンの握り方」、「姿勢」、「紙を置き方」を意識しながら字を書いてみてください。

ぜひとも、まっすぐの字を目指して、自分の印象を変えましょう。

 

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