子供っぽい字を直したい!子供っぽい文字の特徴と直し方を解説

・学生の時からの丸文字(ギャル文字)、子供っぽい文字のまま就職。職場の上司に文字の幼さを指摘されてしまった

・取引先に直筆で書いた書類を見せたら「この人で大丈夫なのか」と思われてしまいそう

学生の時は逆に、素の文字を書くとかえってヘタに見えるので、あえて丸文字でしのいでいた、という人もいますよね。

わざと丸文字にして可愛らしさを演出すればよかった学生時代は過ぎ去り、今となっては

 

・社会に出て周りから指摘されたりして焦っている

・早く直さないと周りから年齢不相応の変な人と思われそう…

 

と悩んでいる方もおられるでしょう。

 

文字というものは、大人になるにつれて子供っぽい文字から自然に変化してくれるわけではありません。

やはり、美文字を意識して練習しなければ変わりようがないのです。

ただ、正直どこをどう直せば子供っぽい文字から卒業できるのかが分からないのでは?

聞きかじりの知識で妙に右上がりっぽい文字にしてみたところで、かえって悪筆や癖字へと悪化していく危険があります

この記事で紹介する情報を参考にすれば、子供っぽい文字を直す方向性が見えてきます。

まずは子供っぽい文字の特徴を知って、一つずつ解決していきましょう。

 

直したい!6つの子供っぽい文字の特徴

文字の角を丸く書く

子供っぽい文字の場合は文字の角をわざと丸く書いてユルイ感じを出してしまいがち。

メリハリや鋭さを感じさせません

 

とめ・はね・はらいを全く無視

例えば「木」の字ならすべてが縦・横・斜めの直線だけで完結してしまう。

そこには左はらいも右はらいもありません。

自然に細く消えるはずのはらいの部分をしっかり太くとめてしまうと子供っぽい文字になります

 

やや右下がりっぽくしてあえて柔らかさを演出

いっそ右上がりなら良いのですが、丸文字にありがちなのが右下がりの文字。

あえて勢いやシャープな感じを消している感じです。

 

文字というより何となく円形・四角形など図形的

例えば「口」という字をほぼ正方形に書いてしまうと子供っぽい文字に見えます

さらに、ひらがなの「ま」「す」の字の結び部分の形をきれいな円形に書くのも子供っぽい文字の特徴。

ひらがなの点画に連続性がない

一画ごとに強い筆圧で途切れてしまうような書き方で、見えない部分連続性を感じさせるはずのひらがなが、単なる縦棒・横棒・丸のバラバラな組み合わせで終了してしまっています。

 

文中の漢字・カタカナ・ひらがなが全て活字のように同じ大きさになっている

学生の時のマス目のノートに同じ大きさで文字を書く習慣のままで文章を書かれると、読んでいる人はとても疲れるものです

 

つまづきポイント

どうすれば子供っぽい文字を直せる?

大人っぽいきれいに整った文字を書ける人は、「字形」と文全体の「文字の配置」について意識しているルールがあります

先に記載した子供っぽい文字の特徴を一つずつ直していきましょう。

 

目次

【字形について】

 

ココがポイント

1.「文字の角を丸く書く」という特徴を直すには?

文字の角でペンを一旦とめてしっかり角を付けます

丸く見えるひらがひらがなも実は角がたくさんあります。

例えば「ま」の結び目は丸ではなく「J」と「へ」の字を組み合わせたもの。

「お」の結び目は丸でなく三角形に近い

 

ココがポイント

2. 「とめ・はね・はらいを全く無視」という特徴を直すには?

「とめ」ではしっかりペンをとめます。

自然に消えていくようないい加減な終わり方をしないように。

「はね」「はらい」の前ではペンを一旦ためて丁寧にはね・はらいを書きます。(毛筆と同じですね)

 

ココがポイント

3.「右下がりになる」という特徴を直すには?

『右上がり六度法』ルールにより、美文字は水平から6度右上がりが理想とされます。

 

★ありがち!文字のすべての画数が平行に右上がりはバランスが悪い★

「三」を全て平行に右上がりにすると文字が左に傾いて見えアンバランスです。

そのバランスをとるために

一画目は右上に

二画目は真横に

三画目は右上に向かってから弧を描くようにやや右下に着地

三画目の右下に着地する技術が美文字の『右下重心の法則』ルールです。

これにより左側が下がる傾きが修正され、右下へ引っ張られてバランスをとることができます。

 

ココがポイント

4.「円形・四角形のような図形的な文字」の特徴を直すには?

「口」という字であれば、上の横画が長く下の横画が短い台形が美文字の形

また、一画目をいきなり直線でペンを入れるのではなく、斜め45度にペンを入れ、ためてから縦画をひくとそれだけで大人っぽい上手な字にみえます。

ひらがなの「す」の字の結び部分の形は、きれいな円形ではなく、美文字の場合は米粒のような形になります

 

ココがポイント

5.「ひらがなの点画に連続性がない」の特徴を直すには?

ひらがなは全て一筆書きできる連続性を持っています。

文字の線に表現されなくても見えない連続する線があるつもりで書くとペンの入り方や抜き方に連続性が出てきます

強い筆圧で一画ずつとめてしまうと、もはや一つのひらがなに見えません。

文字の配置について

ココがポイント

6.「文中の漢字・カタカナ・ひらがなの文字の大きさがすべて同じ」の特徴を直すには?

サイズの黄金比率として「漢字:カタカナ:ひらがな」は「10:8:7」が読みやすいとされています。

長い文をパッとみたとき漢字からは多くの情報が入ってくるので大きめに、ひらがなは文のつなぎ言葉、助詞が大半なので小さめの方が必要な情報が早く入って来やすい、という原理によるものです。

アルファベット・数字はカタカナと同じ大きさで

 

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普段の生活の中に手書きの文字を取り込む工夫をしてみよう

大人っぽい文字にするテクニックはさておいて、ノートを広げて練習するより毎日の生活でどんどん文字を書いてみることから始めましょう。

思わず手書きしたくなるような環境作り・工夫も、スキルアップの早道ですよ。

 

自分だけのこだわりの道具をチョイスしてみる

例えばペン。

見た目の可愛らしさやカッコよさはもちろん好みで選んでいただくとして、文字の練習に最適なペンとそうでないペンがあります。

従来から使われている粘度の高い油性のボールペンは、インクの出方にムラがあり強い筆圧が必要で、かすれてしまう事もあります

 

ココがおすすめ

水性ボールペンまたはゲルインクのボールペン

なめらかな書き味で必要以上に筆圧をかけなくて済みます。

ただ、水性ボールペンはこすると滲みやすいので左利きの方は滲みの少ないゲルインクのボールペンがおススメ。

最近は「低粘度」の油性ボールペンJETSTREAM ジェットストリーム(三菱鉛筆)なども登場しており、こすっても滲みにくいメリットもありおススメです。

 

ココがおすすめ

鉛筆やボールペンが書きやすいような塩ビの柔らかい下敷きがおススメ

文字を書く際には柔らかい下敷きがおすすめです。

硬いプラスチックはペンが滑って思うような線が書き辛いものです。

 

メモ、日記を手書きで

スマホにメモや写メの機能があるため、最近はメモやペンをもち歩いて手書きの記録をする人が減ってきているかもしれません。

そこをあえて

◎ペンと手帳をもち歩く

◎お気に入りの日記帳にさっと書き留める

こんな体験から始めてみると美文字へのモチベーションがアップします。

 

良質なお手本は必須!

自分の頭の中にパソコンの文字しかインプットされていなければ、いつまでたっても子供っぽい文字のままです。

まずは美しい手書き文字のお手本をゲットしましょう。

手っ取り早く市販の練習帳や教本の文字を眺めるところから入っても良いのでは?

ただ、独学よりは通信教育やペン字教室へ通う方が、結果的には早く文字を変化させることができるものです

 

子供っぽい字を直したいのまとめ

・社会人になって子供っぽい文字のままでは、職場やプライベートの場で社会的な信用や品格を疑われる危険があります

・まずは自分の字のどういうところが子供っぽいと思われているのかを知ることから

・大人っぽい美文字に近づくために何をどう改善すればよいのかを知っておきましょう

あとは美文字のお手本を脳内にインプットして練習あるのみ

・日常生活で文字を書く習慣を!日記や手書きでメモを付けてみて。道具にもこだわりを

 

 

\要チェック!/

 

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